AGA治療薬として有名なものの一つに「フィナステリド」という薬があります。色々な薬があるけれど現在では「フィナステリド」が処方されることが多いと聞きます。どんな効果が知らないで飲むのも怖いので、効果や副作用、なぜ安いのかなどについて解説をします。
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フィナステリドは、元は米国にある製薬会社が前立腺肥大症や前立腺癌のために開発をした薬です。
1992年に「Proscar(プロスカー)」として承認をされ、1997年には、AGA治療薬として米国で許可を受け、現在では日本を含む全世界で使用されています。
フィナステリドがよく()の中にプロペシアと書かれるのは、フィナステリドというジェネリック薬品があるからです。フィナステリドは主成分名でもありますが、そのままジェネリック薬品名にもなっています。少しややこしいですね。
ジェネリック薬品とは、同じ有効成分を使っていて、品質や効き目が同等だが、安価なものをいいます。国内のジェネリック薬品であり、厚生労働大臣の承認を受けています。
フィナステリドには、抜け毛が増えるのを抑えて、薄毛信仰を妨げてくれる効果があります。
日本皮膚科学会のガイドラインによると、801 名の「日本人」男性被験者を対象とした観
引用:日本皮膚科学会ガイドライン/男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)
察研究において,フィナステリド(1 mg/日)5 年間の内服継続により写真評価において効果が 99.4%の症例で得られた
とあります。
AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)の増加によって、ヘアサイクルが乱れることで起きると言われています。
この 「DHT」は、男性ホルモンである「テストステロン」と「5aリダクターゼ」が結合することで、変換されるのですが、「5aリダクターゼ」の阻害作用があると言われています。
阻害することで、結合を防ぎ、DHTの生成をしないようにする働きがあるということです。
フィナステリドには副作用が稀に出てしまうと言われています。
- 制欲減退・勃起機能不全
- 肝機能障害
など。
どちらともに、薬をやめることで、改善されます。危険性は低いと言われていますが、可能性は0ではありません。服用してから、症状や体に違和感がある場合にはすぐに医者に相談をしましょう。
AGA治療薬を調べると、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種がよく出てくるかと思います。
フィナステリドは上述で説明した通りの薬です。
デュタステリドは簡単に一言で言えば「フィナステリドよりも効果がある薬」です。しかし、副作用も多く現れる傾向があります。ミノキシジルは他2つと違って、ヘアサイクルを整えて抜け毛を予防するのではなく、毛乳頭細胞を刺激して、発毛を促進してくれます。
つまり違いは
- 「守りの薬」フィナステリド、デュタステリド
- 「攻めの薬」ミノキシジル
というイメージです。
フィナステリドとミノキシジルは併用して飲まれることも多いです。
フィナステリドが含まれる薬は大きく2つあります。
- プロペシア
- フィナステリド
です。
プロペシアは世界初の許可を受けたAGA治療薬です。米国で開発され、日本ではMSD株式会社が製造販売をしています。
プロペシアには、0.2mgと1mgの2種類の錠剤があります。副作用はどちらともに、頻度として代わりがなかったために、1mgを使っているクリニックが多いと言われています。
日本では2005年10月に厚生労働省から認可を受けました。
フィナステリドはプロペシアのジェネリック薬品であり、成分の名前がそのままついた薬です。
効果や副作用はプロペシアと変わりなく、国内の錠剤も0.2mgと1.0mgです。日本のクリニックでは海外製のフィナステリドを販売している場所も増えていて、1.2mgや1.3mgのフィナステリドを処方しているクリニックもあります。
フィナステリドの費用は2000円~5000円/月
プロペシアは1ヶ月の処方だけで、8000円から10000円の費用がかかります。
フィナステリドはジェネリック薬品で安いために、2000円から5000円の費用がかかります。
個人で輸入して購入もできますが、どこの会社からなのか不明なものを毎日服用するのは危険性があるために、注意をしましょう。
日本国内のクリニックで海外製のものは会社が上場しているか?などを調べて安全かどうか、根拠を調べましょう。
フィナステリドは
- 女性
- 20歳未満の方
には向きません。服用をしないようにしましょう。
フィナステリドは男性向けの薬であり、女性に対しては、結果が出ていないこと、子供や授乳の際に摂取したり、触れてしまうと成分が子供への影響を及ぼす危険性があると言われています。
フィナステリドの効果によって、発育に影響があるために、かなり注意をしましょう。
フィナステリドの効果や副作用、なぜ安いのかについてでした。いい面だけではなく、効果が期待できる薬だからこそ、副作用が出てしまうこともあるので、用量用法を守り、万が一身体に異常が出た場合にはすぐ医師へ相談しましょう。